〜広島電鉄・800形〜

800形

800形813
1999/03/01、皆実町6丁目にて

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 800形は市内線用車両として1983年に登場した電機子チョッパ制御の車両です。チョッパ制御としては 拡大期の登場でしたが、この1年前に熊本市交でVVVF制御車の8200形が出ていたことからも分かるように、 VVVFインバータ制御の実用化が電圧の低い軌道線から始まっていたこともあって、チョッパ制御の 路面電車は国内では少数派です。800形のほかには長崎電軌2000形(1980)しかなく、路面電車から 少し外れますが、広電3500形が軌道線と直通できる車両として挙げられるのみです。
 800形は14両が在籍しており、市内線ではメジャーな形式です。なお、製造時期によって 前面形状に差異があり、ライトの形状まで含めますと最低3種類はあるようです。車内は オールロングシートになっています。

800形車内
800形の車内です。オーソドックスな造りです。
804、宇品にて(1999/08/28)

800形運転台
800形の運転台です。左右どちらでも動かせるワンハンドル式です。
804、宇品にて(1999/08/28)

801号車
800形のトップナンバー801です。前面形状が異なるほか、ライトは縦並びです。
広島駅前にて(1999/03/01)

811号車
800形は大方が標準塗色ですが、この811のように広告塗装車も存在します。
皆実町6丁目にて(1999/03/01)

走行音[hrd800a.ra/123KB]
収録区間:袋町→中電前
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:電機子チョッパ制御
※チョッパの音は低いタイプです。市内線は起動・停止回数が多いため、ほとんど 鳴りっぱなしといっていい状態で、長い時間乗っていると逆に耳障りに感じるかもしれません。 さらに、コンプレッサーの起動回数も多いのが難点です。このファイルはコンプレッサーは 起動していないところをわざと選んでいますが、ほとんどの区間で起動してしまいます。 こちらも結構耳障りです。

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★このページの参考資料:
  鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1999年3月号
  鉄道ジャーナル社「鉄道ジャーナル」1993年2月号
  ジェー・アール・アール「私鉄車両編成表」
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年5月27日 最終更新:2009年1月25日
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