〜JR東日本・E1系新幹線〜

E1系

E1系新幹線・M3編成
2001/01/08、高崎にて

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 E1系は東北・上越新幹線の通勤輸送増大に伴い、1列車あたりの輸送力を高めることが要求され て登場したオール2階建て新幹線車両です。営業運転開始は1994年7月15日のことで、 Malti Amenity eXpressを略した愛称「Max」が付けられています。12両固定編成で定員は200系 12両編成よりも40%ほど多い1200名余となりました。
 E1系は定員増加に重点を置いたため、自由席車両の2階席は新幹線車両としては初めての3+3人 の6人がけとなっています。その他の自由席車両の1階席及び指定席車両は3+2人かけの座席です。グリーン車は 9号車から11号車の2階にあり、1階席は普通車となっています。
 オール2階建てとして客室スペースを広く取ったことから、電機機器などのスペースは車端部に 集中して設置する方法を取り、MT比が低く押さえられて6M6T(4両1ユニット)となっています。そのため主電動機は 410kWと登場当時としては最大の出力を誇っていました。主変換装置はCI2型で、各電動車の 後位車端部に設置されています。また電動車の奇数形式には補助電源装置が、偶数形式には主変圧器が 設置されています。主変換装置のメーカーは日立製作所のようです。なお、最高速度は240km/hです。
 E1系の登場当時は東北・上越新幹線で走っていましたが、8両編成のE4系が登場した現在は 上越新幹線のみでの運転となっており、「Maxあさひ」「Maxたにがわ」で活躍しています。

E1系自由席車室内
普通車自由席の2階席は3+3の6人がけ座席となっているのが特徴です。真ん中の席には 収納式の肘掛けが設置されています。
E155-102にて。(2001/01/08)

走行音[tece1a.ra/1260KB]
収録区間:上越新幹線 長岡→燕三条「Maxあさひ313号」(2001.01.08)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:VVVFインバータ/コンバータ制御(日立GTO・1C4M制御、CI2型)
主電動機:410kW(MT204型、歯車比69:19=3.63)
※E1系はその車両構造ゆえに車端部に主要機器が集中して設置されているために、 空調の音にさえぎられてしまい走行音はそれほど大きくは聞こえてきません。

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★このページの参考資料:
 ネコ・パブリッシング「JR全車輌ハンドブック」
 ジェー・アール・アール「JR電車編成表」
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:2001年1月14日 最終更新:2009年1月25日
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