〜JR四国〜


 JR四国は、JR旅客会社の中で唯一、形式名を私鉄と同じような数字のみの番号で付けている 会社です。電車は上から、気動車は下から付番していって現在は気動車は1000系・2000系、 電車は6000系・7000系・8000系とJR化後に5形式誕生しています。この中で、電車に関しては 全形式ともVVVF車となっています。その他に旧国鉄から引き継いだ車両も結構残っています。
 その四国に、私は98年3月に行ってまいりました。いち早く「四国編」として公開いたしま した内容をそのまま引き継いで掲載しております。
111系 111系
走行音[111a.ra/358KB]
収録区間:予讃本線 八十場→坂出(1999.07.30)
制御方式:抵抗制御(CS12型)
主電動機:100kW(MT46A型・歯車比82:17=4.82)
※四国にだけ残っている111系ですが、2001年中にも113系への置き換えが完了する見込みで、 MT46モーターの近郊型車両は姿を消すことになりました。

8000系S1非貫通 JR四国8000系(試作車・東洋)[jrs8000d.ra/361KB/RealAudio5.0形式]
JR四国8000系(L1編成・東洋?)[jrs8000c.ra/330KB/RealAudio5.0形式]
JR四国8000系(L4編成・東芝)[jrs8000b.ra/377KB/RealAudio5.0形式]
JR四国8000系(S3編成・東洋)[jrs8000e.ra/330KB/RealAudio5.0形式]
JR四国8000系(S6編成・東芝)[jrs8000a.ra/354KB/RealAudio5.0形式]
8000系S1編成貫通 JR四国が予讃線電化を控えて92年4月に登場させた制御振り子式のステンレス車両です。当初は3両の試作車として登場し、湖西線での速度向上試験に供され92年8月8日、国内の狭軌最高である160km/hをマークしました。その記念ステッカーが8001に貼ってあったはずなのですが、私が行ったときにはありませんでした。どうやら剥がされてしまったらしいです。
翌年の93年1月から4月にかけて量産車が登場し、試作車は組み換え・方転が行なわれ、 非貫通先頭車8001(左写真)はL1編成に組み込まれました。この車両のみ連結器カバーが新幹線E2やE3のように両側に開くタイプです。
8000系S1編成非貫通 VVVF装置に関しては、試作車が1C8Mの東洋インバーター、量産車が個別制御のタイプで東芝と東洋のものが混在しています。S6・L3・L4・L5編成が東芝、S1(試作車)・S2・S3・S5・L1(?)・L2は東洋のインバータです。S4・L6編成は確認できませんでした。
この形式のブレーキは発電ブレーキのみで回生ブレーキを積んでいないため、減速時の音はとてもつまらないです。(^^; しかも、東芝と東洋の編成とで音に変わったところがほとんど見当たらないです。掲載している中で変わっているのはS6編成で、東芝モーターを積んでいますって音ですね。(^^ しかし、ほとんど個体差なのではないかなと思います。メーカーによる違いが分かる方、ぜひぜひ私にメールをください。
ちなみに、このS6編成は97年秋の改正でL2編成の中間車1両とともに増備された最新車両です。
***録音データ***
◆試作車S1編成:「いしづち11号」(「しおかぜ9号」併結)川之江→伊予三島
◆量産車L1編成:「しおかぜ10号」(「いしづち8号」併結)波止浜(交換)→今治
◆量産車L4編成:「しおかぜ13号」(「いしづち15号」併結)川之江→伊予三島
◆量産車S3編成:「いしづち7号」 丸亀→多度津
◆量産車S6編成:「いしづち14号」(「しおかぜ20号」併結)伊予三島→川之江

7000系7023 JR四国7000系(その1)[jrs7000a.ra/208KB]
JR四国7000系(その2)[jrs7000d.ra/224KB/RealAudio5.0形式]

7000系は、90年11月の予讃線伊予北条〜伊予市間電化開業に合わせて営業運転が開始された形式で、最初に12両が造られました。その後92年7月の今治までの電化開業のときに一気に24両が増備され現在にいたっています。93年3月の新居浜電化によって高松まで顔を出すようになりました。
VVVF装置は日立製のもので、比較的初期の音を出してくれます。「その1」は粟井→柳原間、「その2」は柳原→伊予北条間での収録です。
それにしても、単行ながらも110km/hで突っ走るVVVF車って、またおもしろいものがありますね。都会ではなかなか味わえない体験でした。(^^

7000系7016 JR四国7000系(VVVF試験車)[jrs7000b.ra/277KB]
この車両の存在にはまったく知らなかったのですが、たまたま乗車した車両がこの7016でした。IGBTの試験車のようです。車内を見回してみたら、運転台に「VVVF装置試験車」という札がかかっていて、そばにはモニタ装置の変更に関する説明もありました。そのVVVF装置はこれなのですが、ちょっと見えづらいですね。線路一本分離れていれば良く見えたのですが、上に掲載したVVVF装置とは明らかに異なるのが分かると思います。
伊予氷見→石鎚山で収録しました。

6000系 JR四国6000系[jrs6000a.ra/218KB]
111系の置き換え用として96年4月から営業運転を開始した、3扉転換クロスシート車。3連2本が在籍しています。瀬戸大橋線を中心に、高松地区で活躍中です。
VVVF装置は個別制御で2本とも東芝製で8000系と音はよく似ていますが、8000系と異なり回生ブレーキを積んでいるので、減速時もしっかりと変調音が聞こえてきます。
久々原→早島間で収録しました。


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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1998年5月1日 最終更新:2009年1月25日
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