〜名古屋鉄道・3100系〜

3100系

3100系・3116F
1999/02/22、名古屋本線新岐阜にて

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 3100系は、名鉄の主力車両となった3500系の後継車両と位置づけられ、 1997年4月5日のダイヤ改正に合わせて投入されました。同じ後継車両の3700系が4連なのに 対して、こちらは2連となっています。
 車体は今までのふくらんだ感じの側面が切り立った感じに変化し、車体高さが少し高く なるなど、従来の車両とはイメージがだいぶ異なったものになっています。またシングルア ームパンタを採用しています。3扉ロングシートの車内は3500系と比較してあまり変化はありません。 車内の貫通扉上にはLED案内表示器が設置されており、走行中にはその時のスピードも 表示されます。
 制御装置はIGBT素子を使用したVVVF制御ですが、3700系のGTO素子・1C4Mに対して こちらは1C1M×4の個別制御となっています。また、メーカは東芝と三菱製の2種類が存在します。 1999年4月現在では、3101〜3106と3116〜3120が東芝、3107〜3115が三菱になっています。 最高速度は130km/hで将来の速度向上に対応した車両です。ブレーキシステムは電気指令式で、 それを示す「ECB」のプレートが先頭車前面に取り付けられています。
 3100系は主に本線系急行の増結車や、2本つないだ4連でローカル運用に付いているようです。

VVVF装置(東芝)  VVVF装置(三菱)
3100系のVVVF装置は2種類あり、左が東芝、右が三菱のものです。共にIGBT素子使用の個別制御 タイプです。
左・3219、右・3208、共に笠松にて。(1999/02/22)

走行音(東芝)[mt3100sa.ra/224KB]
収録区間:犬山線 木津用水→犬山口(1999.4.9)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:VVVFインバータ制御(東芝IGBT・個別制御)
主電動機:170kW(MB-5059-B型、歯車比96:17=5.65)
※1次車の3101〜3106および2次車の3116〜3120は東芝のVVVFを使用しています。 東芝IGBTで言えば、第2世代のものにあたるようです。電動機出力は定格170KWで 三菱製です。これは三菱VVVFも同じです。なお、ドアチャイムを装備しています。
走行音(三菱)[mt3100ma.ra/239KB]
収録区間:名古屋本線 新清洲→須ヶ口(1999.2.23)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:VVVFインバータ制御(三菱IGBT・個別制御)
主電動機:170kW(MB-5059-B型、歯車比96:17=5.65)
※1次車の3107〜3110および2次車の3111〜3115は三菱のVVVFを使用しています。 三菱IGBTではどちらかというと初期のものに近いようなやたら甲高い音をたてるのが 特徴です。減速時の音ははっきり言って妙な感じがしました。
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★このページの参考資料:
 交友社「鉄道ファン」1997年6月号
 ジェー・アール・アール「私鉄車両編成表」
 岡戸 秀郎氏「阿久比大使館」
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年4月28日 最終更新:2009年1月25日
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