〜名古屋鉄道・750形〜

750形

750形・モ751
1999/02/22、谷汲線谷汲にて

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 750形は1928〜1929(昭和3〜4)年に製造された初代名古屋鉄道の半鋼製車デボ750形で、 リベットむき出しの重厚な車体が特徴の車両です。当時は本線で活躍し、鵜沼から高山線に SL牽引で乗り入れたこともありましたが、本線が昇圧されると広見線系統へ、その後は瀬戸線へ 転属し、現在の揖斐・谷汲線に移ってきたのは1978年のことです。
 750形は両運転台のため1984年にワンマン化され、揖斐線黒野〜本揖斐間と谷汲線の主力として 単行で運用についています。現在は751・754・755の3両のみが残っています。昭和ヒトケタ 生まれの貴重な釣り掛け車です。
 しかし谷汲線・揖斐線黒野〜本揖斐間の路線廃止が2001年9月末に迫り、路線が廃止されますと 750形も路線と運命を共にする可能性が考えられます。

750形車内
750形の車内です。入口に整理券発行機があります。細かいところに細工が見られる 落ち着いた感じの車内です。
755、黒野にて。(1999/02/22)

走行音[mt750a.ra/253KB]
収録区間:谷汲線 稲富→更地(1999.2.22)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:HL(手動間接式)制御(ES155型)
主電動機:48.49kW×4(WH546-J型、歯車比3.83、つりかけ駆動)
※谷汲線や揖斐線の末端区間で活躍しています。谷汲線では増発時に北野畑で タブレット受け渡しが見られます。まるで時間の止まったかのような路線です。
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★このページの参考資料:
 ネコ・パブリッシング「Rail Magazine」1999年3月号
 ジェー・アール・アール「私鉄車両編成表」
 岡戸 秀郎氏「阿久比大使館」
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年4月29日 最終更新:2009年1月25日
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