〜名古屋市交通局・2000系〜

2000系

2000系2123F
1998/12/26、新瑞橋にて

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 名城線は都市計画2号線として名古屋港〜大曽根間に建設された路線です。大曽根と金山で JR線に連絡しています。また4号線はその名の通り都市計画4号線で、現在は金山〜新瑞橋間が 開通しており、新瑞橋では桜通線に接続しています。4号線はその先鶴舞線八事、東山線本山 とクロスして大曽根まで延長する計画ですが、新瑞橋から延伸せず、大曽根から工事が開始さ れているため、一見すると名城線の延伸に見受けられます。
 金山は名古屋港方面と新瑞橋方面への分岐駅となっており、2面4線の大きな駅となっています。 両方面への列車はだいたい1:1の比率で走っていますが、早朝・深夜は新瑞橋方面への列車が 名城線から直通しており、金山〜名古屋港間では区間列車が走っています。路線名称と運行 形態がちょっとかみ合っていないような路線という印象がしました。
 2000系は名城線の輸送力増強と、在来車(1200系列)の置き換えを目的に1988年に導入された 車両です。車体はステンレス製で、路線カラーであるパープルと白色の帯が巻かれています。 車内の座席はモスグリーンで、側扉上にはマップ式の路線図、貫通扉上にはLED案内表示器が 設置されています。比較的新しい車両にはドアチャイムも付けられています。
 VVVF制御装置の元設計は日立のようです。いかにもそれらしい音がしてきます。製造は 三菱・日立・東芝の3社共通で、3次車である2106F以降はロットとメーカがしっかりと対応 しているみたいです。MT比は4M2Tとなっています。
 1999年製造の2123Fと2000年製造の2129・2130Fは制御装置のソフト変更を受けており、 起動時と停止時の音が異なったものになっています。

2000系VVVF装置
2000系のVVVF装置。3社とも同じ形です。
5050系も同じ形になっています。
2205、金山にて。(1999/01/19)

2000系室内
2000系のシートはモスグリーンとなっています。また貫通扉上にはLED案内表示器が設置されて います。この辺りは5050系も同じ仕様になっています。2323にて。(1998/12/26)

2000系LED案内表示器
貫通扉上に設置されている案内表示器です。9文字表示タイプです。2223にて。(1998/12/26)

2000系路線図
側扉の上にはマップ式の路線図が設置されています。これも名古屋市交の新標準形といえるのでしょう。 2223にて。(1998/12/26)

走行音[ntb2000a.ra/179KB]
収録区間:4号線 新瑞橋→妙音通(1998.12.26)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:VVVFインバータ制御(日立GTO初期型)
※音から判断して、元設計は日立と思われます。製造は3社共通となっていますが、 1・2次車には3社が混在しているものの、3次車以降はロットごとにメーカが異なるような 雰囲気になっています。まだすべて調べていないために断言はできないのですが、途中まで 調べているとどうもそんな感じがします。なお、収録を行なった2123Fの制御装置は東芝製でした。 また現在は制御装置のソフト変更が行なわれています。
走行音(ソフト変更車)[ntb2000c.ra/197KB]
収録区間:名城線 黒川→志賀本通(2000.03.27)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
※1999年増備の2123Fと2000年増備の2129F・2130Fには制御装置のソフト変更が行なわれて 起動時・停止時の音が変わりました。近鉄などで聞くことのできるタイプにも感じられますが、 それとはまた異なっていて独特なものです。

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★このページの参考資料:
 交友社「鉄道ファン」1998年6月号
 ジェー・アール・アール「私鉄車両編成表」

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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:1999年1月29日 最終更新:2009年1月25日
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