〜JR東海・373系〜

373系

373系F5編成・特急「東海」
2000/02/20、東海道本線新子安にて

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 373系は老朽化していた静シスの165系を置きかえるために1995年に登場した汎用特急車です。 特急から普通列車まで幅広い運用ができるような設計となり、出入り口は開口幅1300mmの両開きドアを 片側2ヵ所に設置し、デッキと客室の間は簡単な仕切りのみでドアは省略となっています。 客ドアは半自動対応となっていて、長時間停車時に配慮されています。 シートは970mmピッチで、車端部には4人がけのボックスシートと大型テーブルを設置したセミコンパート メントがあります。
 編成は3両1編成で1M2Tです。東京方先頭車は制御電動車となっています。制御装置は383系に準じた 個別制御のVVVFインバータ制御装置で、メーカーも383系と同じ東芝製となっています。電動機は 加速性能をアップさせるために出力が増強されています。
 373系は1995年10月に身延線の特急「ふじかわ」で営業運転を始めたのを皮切りに、翌1996年3月には 急行から格上げされた特急「東海」と飯田線に新設された特急「伊那路」、さらに快速「ムーンライト ながら」で営業運転を始めています。間合い運用で東京〜静岡間の普通列車や名古屋地区のホームライナー にも充当されているほか、2000年5月には中央西線の快速「セントラルライナー」で代走を始めて います。
 現在、3両編成14両が静岡運転所に配置されています。当初はF1〜F4の編成にはJR東日本乗り入れ用の ATS-Pが搭載されていませんでしたが、現在はこれらの編成にも取り付けられ、すべての編成が 東京への乗り入れができるようになっています。

373系制御装置
373系の制御装置の画像です。383系同様メーカーは東芝です。
クモハ373-12、横浜にて(1999/01/08)

F13編成走行音(1)[373-13c.ra/336KB]
収録区間:東海道本線 原→片浜(2000.04.04)
RA形式:RealAudio 3.0 - 28.8 Mono, full response(Bitrate 16Kbps)
制御方式:VVVFインバータ制御(東芝GTO・個別制御)
主電動機:C-MT66(185kW)
※373系の間合い運用である普通列車での収録です。減速開始時には回生制動ではなく 発電制動がかかっているため、この場合は少し音が異なっています。停止寸前に回生制動が かかっています。なお、この収録時は新人運転士の研修中だったようです。
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★このページの参考資料:
 ネコ・パブリッシング「JR全車両ハンドブック」
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(C)音鉄館/OTOTETSU-KAN/おとてつ 1997-2009 作成:2000年9月8日 最終更新:2009年1月25日
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